普段何気なく見ているものでも、その中に血のようなものが混じっていたら、それはびっくりしますよね。便に血が混じった状態が血便ですが、便の状態(下痢なのか正常便なのかなど)、色や量、混ざり方などによって考えられる状況はさまざまです。特に心配する必要がない場合もあれば、中には緊急性を要するケースもあります。心配なことがあれば、基本的には動物病院に受診いただくことが前提ですが、事前に知っておきたい犬の血便に関する原因や、注意すべき状況についてご紹介します。
ここまで、犬の血便の際に考えられる原因を紹介しました。では、すぐに動物病院に受診すべきなのは、どんな状況でしょうか。
子犬は生後1年間、ワクチン接種のために複数回の通院が必要になる場合があります。成犬は一般的に年に1回の検診が効果的ですが、高齢犬や特別なケアが必要な犬は、より頻繁な検診が必要になる場合があります。
わずかな血液が糞便中に混じっていた場合、元気や食欲があって、嘔吐や下痢などの症状が無ければ、少し様子をみてもおそらく問題はないでしょう。一方で、様子を見ることはせずにすぐに動物病院の受診が必要なケースもあります。
動物病院を受診する際には、糞便検査用のサンプルとして少量の便を採って持参すると非常に役立ちます。また、排便時の様子や便の状態を撮影して獣医師に見てもらうことで、より症状や状況が伝わり診断に役立つ場合もあります。
獣医師は、動物の状態や状況に応じて血液検査や画像検査(レントゲン検査や超音波検査など)を行います。数日間必要な治療を行い、消化の良い回復期用フードなどを給与することで、回復することも多いと思います。それでも症状が続く場合には、腫瘍や炎症性腸疾患などを疑い、生検などの精査を提案されることもあります。
いずれにしても、愛犬について何か気になる場合には、早めにかかりつけの獣医師に相談してみましょう。転ばぬ先の杖ですね!
監修:ハイン・マイヤー博士(DVM、PhD、Dipl-ECVIM-CA)
カレン・ルイス博士は、セントルイス近郊で動物にとってストレスの少ない動物病院を経営しています。犬や猫が最高の生活を送れるようサポートする傍ら、ブログ「VetChick.com」を運営し、受賞歴のある自然写真家としても活躍しています。
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